レアルマドリード情報

世界一偉大なクラブ、レアルマドリードについて書いています

Viva! Vinicius Jr

18歳とは思えない圧巻のパフォーマンス 

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マンマミーア!クラシコでのVinicius Jrのパフォーマンスは最高にスペクタクルだった。18歳の少年がコパ・デル・レイの準決勝とはいえクラシコ、敵地カンプ・ノウで堂々たるプレーを披露するのは簡単なことではない。それを彼ときたら!バルセロナのセメドをきりきり舞いにし、ブスケッツを抜き、得点につながるパスをベンゼマに出しと素晴らしいプレーをみせてくれた。もしマドリーが負けていてもVinicius Jrのパフォーマンスをみるだけでお腹いっぱいになっていた。このままの調子を維持すればCLでもスタメンになるのは確実。ベンゼマ、モドリッチと同じく攻撃を牽引している。

18歳であれだけのプレーができるとは…。メンタルの強さが半端じゃない。5年後が楽しみでならない。

序列の変化はあるか

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ベイルはいつもどおり1人だけリズムが異なるプレーをして、攻撃を停滞させていた。彼は怪我さえなければ世界でも有数のFWなのは間違いないが、毎シーズン怪我で離脱して調子を落とし、本調子へ戻るまで遅いのが常態化している。ベイルを中心としたチーム構築をめざしたロペテギは貧乏くじをひかされたといってもいい。ソラーリは公の場でベイルにプレッシャーをかけ続けている。クラシコではっきりしたのはベイルは一つのボーンにしかすぎず、特別扱いされることはないこと。調子が良ければスタメンでプレーし、相手によって出場するかしないかが決まる。

シーズンが終わるころにはViniciusとの序列が交代している可能性は十分にある。ペレスはViniciusを入団当初から持ち上げ起用するようにプレッシャーをかけ続けていた。ベイルも会長の庇護はあるが前半戦のパッとしないパフォーマンスから信頼を失った可能性も否定できない。

マドリディスタで彼にロナウドの代わりになると思っていた人は限りなくゼロで、スターとしての魅力もない。本来なら今シーズンでアディオスすべき選手だった。来シーズンはさすがに去ってくれるだろう。(強く願っている)

アザール獲得も遠ざかった?

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最近の試合でのパフォーマンスとクラシコでの堂々としたプレーをみるとアザール獲得は遠ざかったのではないか。アザールはずっと「チェルシーに残りたい」「マドリーは子どものころからのあこがれ」と言ったどっちつかずのコメントを残している。本音はワールドカップ終了後マドリーに移籍したかったのだろう。最近のマドリーは若手有望株に投資しており高額な成熟した選手には手を出していない。アザールは28歳とサッカー選手でいえば残り僅かな旬しかなく円熟期に突入する。チェルシーとの契約も1年しか残されていないのに£1億もの移籍金を払うのは微妙なところ。

最近のコメントで「将来については決断した」とマドリーに正式オファーを出すようプレッシャーをかけている節があるので、近々移籍か残留か決まるだろう。個人的にはVInicius、来季加入することが決まっているロドリゴ、20歳ながら怪物的なプレーを披露するムバッペに投資するほうが短期・長期的にも理に適うと考える。来シーズンは今シーズンの結果に関わらず改革が行われることは確実だから、若手への投資を続けてもらいたい。

Vinicius Jrはマドリーで長くプレーすれば悪い時期もくるだろう。悪い時期も乗り越えてスーパースターになってほしい。彼はスターになる素質と資質を備えている。

VIVA!!!!! VINICIS JR!!!!

 

スモールチームの戦いと不完全なVAR

ようやくようやく勝った

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けが人が続発しているチーム状況もあってか、引いて引いて引きまくってワンチャンスをものしてようやく勝った。ベティスが攻撃的なポゼッションサッカーを軸にしていることも影響しているが、レアルマドリードが下位のチームにスモールチームがやるような戦い方をして勝つのは見るに堪えない。CLの強敵ならまだしもリーガのベティス戦で5バックを敷いて勝っても嬉しくないし楽しくない。それだけチーム状況が最悪で移行期の現れといえるが。

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ソラーリはCLかリーガのタイトルを獲得しない限り続投はない。イスコとの間にどういうトラブルがあるのか不明だが、起用しないことは解せない。ジダンとハメス・ロドリゲスもレギュラーから外したことで衝突はあったが、ハメスを起用しないことはなかった。うまくマネージメントしていた。マルセロも前節のコパから起用されなくなっているのでもしかしたらイスコと同じような問題があるのかもしれない。暫定監督として就任してからは移行期のチームを上手にマネージメントできていた印象だったが、ここにきて少しずつタガが外れている様子。今季は無冠で終わる可能性が高いのでCL出場権を獲得し来季に向けての計画を遂行してほしい。ドン・フロレンティーノペレスは会長の椅子を約束されていない。CL出場権を逃すことがあれば間違いなくアディオスだ。

VARはまだ未完成

カナレスが決めたゴールがVARで判定され結果的にゴールとなっている。目視でみるとい微妙な判定でどちらとも判断できる。テクノロジーで判断すると明らかなオフサイドだ。カルバハルがツイッターにアップしている。

 

VAR審判団がなぜオンサイドにしたのか不明だ。リーガで実施されているVARの問題は審判団が決定した過程が公開されていないこと。テレビ画面では場面が表示されるものの、スタジアムでは非公開となっている。視聴者は場面表示される映像をみても、VARの過程はまったくわからない。

カルバハルがツイートした映像ではDFラインとカナレスのポジションに線が引かれ明らかなオフサイドであることが証明されている。VAR審判団は同じ映像をみていないのだろうか。どちらにしても過程を公開しなければ恣意的な操作が行われている疑念は続く。10年以内にはAIが判断することになるだろうが、それまでは決定に至るまでのプロセスをリアルタイムで公開する必要がある。

JリーグでもVARは導入されるだろうから、スペインで問題となっていることを参考にしてもらいたい。リーガのVARはまだまだ不完全だ。

来夏ムバッペ、マドリーへ

ロナウドに変わるのは彼しかいない

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キリアン・ムバッペ、初めてムバッペの名前を知ったときは何と呼べばいいのかわからなかった。欧州の報道をみると「ジダンがムバッペを絶賛」「フロレンティーノ・ペレスがムバッペを欲する」「17歳の神童」とメディアも超一流の選手もビッククラブも賛辞の嵐しかなく本物のスター候補なのだろうと思った。

モナコでCLベスト4まで進み、PSGに1億8000万€と史上2番目の巨額移籍金で移籍し、ワールドカップではフランス代表として大活躍し優勝している。

プレー面では、足は速く態勢がブレずにトップスピードのままドリブルできる。オフザボールの動きも一流、フィジカルも強くデュエルでは負けない…とまだ20歳になってもいないのに世界トップレベルのプレーを披露するのは驚愕の一言だ。メッシとロナウド後のスターはムバッペだろう。

 

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マドリーはムバッペ獲得に動きモナコと合意していたものの、選手本人がパリへの移籍を希望したため実現しなかったことが明らかになっている。理由はマドリーの競争が激しすぎること。ベイルを売却していれば実現したのに残念としか言いようがない。

headlines.yahoo.co.jp

今シーズンは過去25年で最低の得点数で、勝てずに内容も乏しく不安定なシーズンが続いている。毎年50点を決めていたスターの穴を埋めるのはベイルでは無理だった。ベイルはベイルでしかないのは誰しもわかっていたことだが、会長だけがわからなかったようだ…。ベルナベウの動員人数も試合ごとに減少しており、直近のリーガソシエダ戦では5万人とスカスカの光景が広がっていた。

さすがに来シーズンは補強するだろう。若手有望株を獲得するだけではタイトルどころかマドリーの魅力は低下する。新たなスターが絶対的に必要だ。

今後10年の成功を保証できるのはキリアンムバッペただ1人だ。マドリーがどういうプランを持っているのかわからないが何としてでも獲得してもらいたい。パリはタフな交渉相手であることは間違いないが、FFPのこともあるし、現在のマドリーの競争は低下しているのでムバッペが新たな王になるのは間違いない。

具体的な情報は表にでてきていないが、来夏のマーケットは期待している

 

 

ペレス辞任と放出

ラ・レアルにベルナベウで完敗

 

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希望は18歳のViniciusだけだった。チームの中核を担う選手たちが自分たちで変えることのできない状況であることは如実に伝わってきた。ロナウド&ジダンが去り、CL3連覇を果たした骨格は変えなかったツケが試合に現れている。

開始早々にカンテラーノのウイリアン・ジョゼにPKを決められ、何らかのアクションをみせるのかと思いきやVinicius以外はどうプレーしていいのかわからずピッチ内を右往左往しているだけ。監督ソラーリも苦境に対しての手立てがわかっていないようだった。

後半に入ってからも同じ展開が続き、ルーカス・バスケツが退場してからは意気消沈して時間が過ぎるのを待つだけだった。

ラ・レアルとの試合でわかったことは、抜本的な変化が必要なことだ。公式にマンチェスター・シティーからブラヒム・ディアスが移籍することが発表されていたが、19歳の選手1人ですべてを変えることはできない。

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www.realmadrid.com

ディアスの加入は短期的ではなく長期的な戦略に基づいているので、現状を打破する手段ではない。では、現状を変える手段とは何か?

フロレンティーノ・ペレス辞任だ。

マドリーブランドの低下

Florentino Perez

ワールドカップで活躍した選手を獲得する。この方針はペレスが会長になってから一貫している。14年にはコロンビア代表ハメス・ロドリゲスとコスタリカ代表ケイラー・ナバスを獲得して大々的にプレゼンテーションしている。

今季のロシアでは、アザール、ムバッペが大活躍したものの、獲得したのはGKのクルトアだけ。アザールはチェルシー側が要求する移籍金が高額だったため、ムバッペはワールドカップ前からマドリーではなくパリでプレーすることを望んで移籍を拒否している。

以前なら移籍金が高額でも強引に獲得しただろうしマドリーがトップターゲットにしている選手が他のクラブに移籍することはなかった。FFPの導入、他クラブの資本増加など彼らがマドリーに来なかった言い訳はいくらでも上げることはできるが、マドリーの魅力が低下していることに原因があると思っている。

ユベントス、パリ、シティー、リバプール、トッテナム、バルセロナ、アトレティコ、チェルシーといったビッククラブたちは1人の権力者に権限が集中しているシステムにはなっていない。例外はパリだが、彼らはカタール国家の巨大資本がバックについているため莫大な金を投資することができる。株式会社とソシオが運営するクラブではパリのような投資をすることは不可能。

マドリーはあらゆる権限が会長に集中しており、例え正しい戦略に基づいて運営されていたとしても会長の一声で180度変わる。マドリディスタだけでなくサッカー好きなら誰もが知っていることである。

近年の成功はペレスが辣腕だったわけではなく、側近と監督がペレスとの関係を円滑にすることができたからだ。側近はホセ・アンヘルGM、監督はアンチェロッティとジダン。ペレスが誤った判断をしたときには彼らが被害を最小限に食い止め的確な組織運営を行ってきた。

ペレスは、ロナウドが退団してもベイルが同じ役目を果たしてくれると考え、彼の代わり(ネイマール、アザール、ムバッペ)たちは世界最高のクラブに来てくれると考えていたのだろう。GMとジダンはわかっていた。ロナウドの代わりはいないしスター選手たちはマドリーに来ないことを。だからこそロナウド放出を最後まで踏み止まらせ、ベイルの放出を強く求めていた。ロナウド放出とジダンが辞任した具体的な経緯は不明だが、ペレスとの対立、決断を思い留まらせることができなかったことは容易に想像ができる。

今シーズンはじめて"Florentino Dimicion"のブーイングがベルナベウに鳴り響いた。マドリーの機関紙であるmarcaは報道していないが、このまま行けばシーズンが終わるころにペレスのクビが飛ぶことは十分に有り得る。アヤックスに負け、ソラーリが解任され、新しい監督になっても負け続け混乱し、最終的に無冠で終わりCL出場権を逃すようなことがあれば間違いなく辞任する。

いくら彼の権力が強くても万の大衆が辞任を求めればその座に居座ることはできない。王が王であり続けるには大衆の支持が不可欠であり、支持を失えば首がはねられ新たな王が玉座に座るのは歴史が証明している。

ペレスが勝つのか、それともパージされるのかは今季が終わるまでに明らかになるだろう。残された時間はそれほど長くない。

選手放出

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ペレスの進退有無にかかわらず来夏には大幅なチーム変更が行われることは確実だ。誰が放出されてもおかしくないし、ロナウドに変わる新たなスターが必要なことは明白だ。

放出の予想は以下の通り

◯放出

GK カシージャ ルカ

DF バジェホ ナチョ オドリオソラ 

MF モドリッチ セバージョス イスコ

FW ベイル マリアーノ バスケス

GKの変更はないだろう。クルトアが加入しているしナバスはプレー面、メンタル面からも重要な選手。クルトアは好きなGKではないのでデヘア、ケパのほうが好みだがクルトアとナバスの体制が現実的。

DFはマルセロ、ラモス、カルバハルといった重鎮たちの放出も場合によってはある。とくにマルセロは低調なプレーが続いておりモチベーションの低下が顕著なため放出されても不思議ではない。カピタンはチームに与える影響が大きいためどう扱うかは不透明。シーズンが終わってから評価される。

MFは順当かと。モドリッチは明らかにモチベーションを欠きプレーが低調だ。セバージョスはマドリーの求めるレベルにない。イスコもロペテギが解任されて以降モチベーションが低下しており新たなチームで輝きを取り戻すほうがいいと思う。好きな選手なだけに残ってもらいたいが…。クロース、カセミロはシーズン終了後の評価、バルベルデは有望な選手なので来シーズンは飛躍しそう。

FWはベイル放出は120%。マドリディスタで彼のことを評価する人がいるのだろうか?ペレスの寵愛があるから残れるだけで本来ならもっと早く放出されるべき選手だ。高額の移籍金と年俸に見合った選手ではない。一刻も早く母国に戻ってもらいたい。残念ながらマリアーノはマドリーでプレーできるレベルにはなかった。バスケスは1番手ではなく控えで途中出場してこそ輝く選手なので、新たな血が必要なチームには不要かと。Viniciusはラ・レアルとの試合でみせたプレーを続ければ来シーズンは飛躍しそう。ベンゼマは技術的に世界最高のプレーを披露しているし接着剤の役割を任せれば世界一の選手なのでロナウドのような選手が獲得できれば残るだろう。もしスター選手が来なければ去ることになりそう。

ベルナベウの来場人数をみれば分かる通り、今シーズンはもう終わっている。無冠で終わるだろうしソラーリが続投することもない。ペレスの進退も不透明。アンチェロッティ&ジダンが構築した黄金時代は終わりを告げた。選手たちは新たなモチベーションを必要としており我々マドリディスタも新しい興奮を必要としている。

今起こっているのは常にタイトルと勝利を求められるマドリーの宿命であり、他のスモールチームでは起きない。

今シーズンが終わるまで何が起こっても不思議ではない状況になっている。冬にスター選手がやってくる可能性も否定できない、新たな監督になることもありうる、中核選手たちが放出されるかもしれない。

黄金期から新たな時代の産みの苦しみと思えばこの状況を楽しむことはできる。

 

ディープスロート 内部情報が語るレアル・マドリー

ディープスロート 内部情報が語るレアル・マドリー

 

 

アザール移籍について

28歳の選手には高額すぎる移籍金

Eden Hazard / Эден Азар

アザールがまたマドリーへの移籍願望をベルギーメディアに言ったそう。

www.newshub.co.nz

ジダンが監督になる前からマドリーへの愛があったと言っているので、マドリーへ移籍したいと強く思っているのは間違いない。アザールの場合、ドルトムントからバルセロナへ移籍したデンベレと違いクラブへプレッシャーをかけ仲違いして移籍することは望んでいないようなのでマドリーとチェルシーの間で合意するしかないと思われる。

マドリーは今夏市場でもアザール獲得を強く望んだものの、2億£の移籍金を要求されたため頓挫した。ロナウドが去って得点力が低下しているため冬の移籍市場でも獲得のチャンスがあれば狙うことは間違いない。何しろマドリーとアザールは相思相愛だから。

ネックなのは年齢だ。来年28歳になる選手にネイマール級の移籍金を払うのは難しい。おそらくマドリーに移籍したとしても旬の期間は長くて4年だろう。20歳のムバッペとは全然違う。FFPが導入され収支バランスを気をつけているのに28歳の選手に高額の移籍金を支払うのはカタール国家に支援されたクラブ以外ためらうのは当然だ。

また、10代・20代前半の有望株を安い値段で獲得して育てる戦略をとっているので28歳の選手を獲得するのはリスキーな選択となる。

最近の報道ではアザールの契約が2020年と1年しかないため、1億7000万€までチェルシーが求める移籍金は低下している。チェルシーとアザール側へ新契約提示をしているが交渉はストップしているのこと。

talksport.com

ローン中のコバチッチを交渉に含めるとの情報もあるが、1億7000万€もの巨額の移籍金をマドリーが支払うことはないだろう。(一般市民には額がデカすぎて想像できない)19年夏に移籍が合意したとの噂もあるが、交渉は余談を許さない。

ベイルとのトレード

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これは個人的な「希望」だが、ベイルとの移籍金なしでの交換トレードが実現できないのかなと思っている。来年の夏ではなく冬に。

ウエスカ戦で11試合ぶりに得点を決めたものの、今シーズンは低調なプレーが続いている。今シーズンだけじゃない。マドリーに来てからまともに1シーズン戦ったことは一度もない。ペレスの寵愛を受けているのでマドリーに残っているだけだ。

チェルシーはFIFAから若手選手の契約違反があり、来夏の移籍市場から2年間選手の獲得ができなくなる可能性が高いので、冬の移籍市場でドルトムントのプリシッチなど獲得へ動くとの情報がある。

もしアザールが新契約を拒否した場合移籍金ゼロで失うことになる。それなら冬のマーケットで調子が良いときは動けるベイルと交換したほうがいいのではないか。

ペレスから寵愛を受けているので難しいのかもしれないが、ロナウドが抜けて得点力が低下してチーム全体がマンネリ化している印象を受けるので冬に動く必要があると思う。

ベイルとアザールのトレードが成立することを祈っていよう。

 

※ソラーリ、いい仕事しているのでタイトル獲得して続投してほしい!

 

すでに終わった今シーズン

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5敗目

エイバル戦は悲惨の一言だった。勇気も戦う姿勢も最後まで諦めない「ファニートの精神」もなかった。何もなかった。ジダン政権下では勝敗に関係なくワクワクする試合を毎試合堪能できた。ほぼ同じメンバーでありながら半年でここまで落ちるとは…組織を構築するのは簡単ではないが瓦解するのはあっという間だ。

ロペテギが解任されソラリが暫定監督になって5連勝して、改善された思っていたが病巣は根深いようだ。11月ですでに5敗もしているのはここ最近はなかった。幸いなのはバルセロナ、アトレティコとも結果がでていないので、勝ち点が5しか開いていないことだけだ。

エイバル戦は今シーズンが終わったと強く感じた試合だった。クラブワールドカップも優勝できない可能性は高いし、リーガ、CL、コパ・デル・レイも獲得できず無冠で終わることはほぼ確定だろう。それくらい酷い状態だ。

ジダンとロナウドが去りマドリディスタにとって厳しいシーズンになることは予想していたが、11月で今シーズンの終わるを感じるとは予想していなかった。更にチームが落ちればペレスは会長職を追われることになるだろう。ベルナベウでマドリディスタから「Florentino Dimision!」の野次が飛ぶのも時間の問題だ。

冬の移籍

 

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例年冬に移籍市場へ投資することはないが、今シーズンは間違いなく補強&放出が必要だ。

すでにリーベルプレートのパラシオスと合意しているとの報道があり、来夏を待たずにマドリードへやってくる可能性は高い。

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また、サントスのロドリゴも冬にやってくる可能性があるだろう。18歳とはいえビニシウスと同じく将来有望な若手ブラジル人なのでフロントが決断する可能性は否定できない。

ただ、パラシオス、ロドリゴともにまだ20歳以下で若く一度もヨーロッパでプレーしていない。今夏バルセロナに加入したアルトゥールのようにいきなりチームにフィットして大活躍するような期待はしないほうがいいだろう。マルセロのように少しずつチームにフィットとして世界的なスターになるほうが現実的だ。

放出に関しては、マドリーのレベルにない選手たちが去ることになる。GKはルカ・ジダン、DFはヘスス・バジェホ、MFはマルコス・ジョレンテ、彼らはアディオスしてあたらしいクラブで活躍してもらいたい。

あとはベイル。すぐにケガをしてゲーム中も意図不明なプレーを連発して、ロナウドより遥かに劣りながらもロナウドのような待遇を要求するような選手なので母国に帰って欲しい。本来ならチーム一の高給なわけだから牽引して、苦しい時は味方を鼓舞し、毎試合ロナウドのような活躍をすべき選手が何も結果をだしていない。夏を待たず放出すべき。難しいだろうが、チェルシーのアザールを代わりに獲得して起爆剤としてほしい。

戦う姿勢

エイバル戦のような無気力で何も感じることができない試合は一刻もはやくやめてくれ。このまま低調なプレーが続くなら、若い選手とカンテラーノたちを起用してほしい。勝敗よりも「最後まで諦めない」「勇気とプライドがない」ようなことが何よりも最悪だ。

次のCLローマ戦ではまず戦う姿勢をしっかりみせてほしい。

 

ロペテギは解任へ、新監督はコンテ

ロペテギ解任

Barça 111 anys

クラシコは5−1で大敗した。1−4でマドリーが勝利すると予想してたが反対の結果となってしまった…。前半は何もできず何がしたいかもわからず覇気も感じることができなかった。後半は3バックに変更して少しはマシになったが、モドリッチのシュートはバーに嫌われ、ベンゼマは相変わらず決められない…と大不調を象徴するシーンだった。そして、誰しもわかっていたことだがベイルはロナウドにはなれない。個人的に彼は早く母国に戻って欲しい。

バルセロナはメッシ不在だったが、チームのコンセプトが明確だった。特別良いプレーをしていたわけではなく、マドリーが悪すぎたので大勝した印象。注目のアルトゥールの出来はあまり良くなかった。好きな選手には変わりはないがもう少し躍動した彼をみたかった。

5点とられて負けたのはモウリーニョの1年目以来。モウリーニョが大敗したい際も解任論は浮上したが、ペレスからの支持を受けていたために続投することになった。ジェレン・ロペテギはもともと望まれて監督になったわけではなく、クロップ、アレグッリなどが就任を固辞したため、最後の消去法として選ばれたに過ぎなかった。マドリーではペレスから支持されるかどうかで決まる。ロペテギは最初から支持されていたわけではないので、チームが不調になると一気に責を負わされる。

今回のクラシコでの大敗で続投はあり得ない。正式な発表はまだだが解任することは事実上決定している。スペイン各紙も一斉にロペテギが解任されることを報じている。

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新監督はコンテになりそうだ。火曜日にコパ・デル・レイの試合に間に合わない場合は暫定的にカスティージャの監督ソラリが率いることになるとのこと。正式な発表は明日にでも行われるだろう。

ロペテギの今後とペレス体制の終焉

スペイン代表で順風満帆な仕事をしていたのに、ワールドカップ前日に代表監督を解任されてもマドリーの監督を選んだロペテギ。半年も経たず解任されることになり、不運としかいいようがない。ロナウドが去ったが補強はされず現有戦力のまま戦うことになり、選手たちはワールドカップ後のコンディションの悪さを引きずるという最悪な状況で戦わないといけなかったのは彼の責ではない。開幕当初はポゼッションスタイルで魅力的なサッカーを披露していたので残念でしかたない。

しかし、ロペテギのキャリアは前途多難だろう。火中の栗を拾った勇気は素晴らしいが、代表、マドリーともに中途半端な状況で終わるとなると印象が非常に悪い。トップレベルでのオファーはないだろうし、スペイン国内からのオファーも難しい。あるとすれば国外のレベルが劣る国やチームからとなりそう。カルロス・ケイロス、ロペス・カロ、ガルシア・レモン、ベニテスといったペレス体制で失敗した監督リストに入ってしまった。コンテが就任してチームを立て直しタイトルを獲得したらベニテスと同じく「噛ませ犬」的な歴史として記憶される。期待していただけに残念だ。

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ペレスが、ジダンとロナウドを失い、補強もせず代表の座を捨ててまで監督になったロペテギをクビにしてチームを危機に追いやった責任は重い。スペインではペレスへの批判はエル・パイスなど高級紙以外ではないが、コンテが就任してチームを更に泥沼へ落とした場合一斉にメディアから叩かれるだろう。マドリディスタからも容赦ない「フロレンティーノ、ディミシオン!」の野次が飛ばされる。

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ロペテギが就任したときに、ロペテギが失敗すればペレス体制が崩壊する序曲になるとブログに書いた。第一次ペレス政権のときは危機から2年後に自ら辞任した。今回はシーズンが終わるときに去っている可能性も否定できない。本人も辞めたら次はないとわかっているので会長職にしがみつくだろうが、世の中のスピードが早くなっているので早期退陣は十分にある。

コンテが失敗すれば後はない。12月のクラブワールドカップでタイトルを獲得できないようであれば、おそらくコンテですら解任される。まさに危機だ。

10月で解任とベニテスより早い幕引きとなったロペテギ。クラシコでの大敗とロペテギ解任はペレス体制終焉の第一歩となるかもしれない。

コンテは立て直せるか

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コンテのユベントス、チェルシーでの内容を見る限り楽しいサッカーは期待できない。選手に合わせた戦術ではなく自らのビジョンに選手をはめるタイプ。カペッロと同じタイプだろうか。危機的な状況を立て直す力はありそう。

アンチェロッティやジダンとは違い個性を全面に出すキャラクターなので、選手との衝突は避けられない。マドリーはチェルシーと違い政治的なクラブなので1年か長くても2年にしか保たないと予想している。

パリのトゥヘルのように豹変する可能性は低そう。正直シーズンが終わると同時に去って、ポチェッティーノ、アレグッリ、もしくはグティを招聘してほしい。モウリーニョタイプは好みではないので。

いずれにせよまだ10月。コンテが新監督になって立て直すことを期待したい。(良い内容でね…)不撓不屈、マドリディスモの精神はここからだ。