レアルマドリード情報

世界一偉大なクラブ、レアルマドリードについて書いています

来シーズン(新シーズン)の展望 -3-

リーガで12敗

最悪なシーズンが終わった。リーガで12敗したのは17年ぶりだそう。最終節のベティス戦はランチタイムキックオフだったので深夜帯の放送にならなかったので楽にみれた。試合内容は惨憺たるもので、どれほど優れた選手が集まってもメンタルが整ってないと勝てる試合はないことがよくわかった。常勝が当たり前でタイトル獲得が毎年求められるクラブなので消化試合を3ヶ月も戦うのは難しい。個人的にも勝敗はどうでもよくて早く試合が終わってほしいしかなかった。絶対的エースでサッカー史に残る偉大なストライカーが去り、強烈なエゴ集団を華麗にまとめられる偉大な監督がいなくなった後だったのである程度予想はできた結果だった。04年にベッカムを獲得して歯車が狂い、カッペロが監督になってタイトルを獲得するまでの暗黒時代に比べたらマシだったのが救いだ。

ベイルの去就

新エースと期待されたベイルは最悪なプレー、結果しか残せなかった。CL決勝のボレーシュートが余計だった。彼は「良い選手」でしかないので「偉大な選手」と勘違いされることになった。シーズンが始まる前からベイルがCR7に代わる中心選手となると信じていたマドリディスタはフロレンティーノ・ペレスだけだったから結果を残せなかったのは必然と言える。

ベイルは加入当初から怪我を繰り返しフィジカルが強くスピードがある選手でしかなかった。メディアの前で喋ることをせずマドリディスタにむけてのメッセージもなかったので全然好きになれなかった。

さすがに本人や代理人がマドリーへの残留を希望してもペレスは残しまい。新シーズンベイルの居場所はどこにもないし、ロペテギ解任以降どこにも居場所はなかった。「失敗の象徴」となったウェールズ人は母国へ帰還するか、フランスのお金持ちクラブに行くか、アジアの大国中国に行くか不明だか一刻もはやくレアルマドリーから移籍してほしい。

クロースの契約更新

先ほどトニ・クロースの契約が2023年まで1年更新されたことが公式発表された。

www.realmadrid.com

新加入選手の移籍で盛り上がるなかで既存の選手から新シーズンへの構築を図るところが興味深い。ジダンは自分が明確に誰が必要で不要なのかわかっていると発言しているので、新シーズンへの青写真はフロント、現場ともに共有しているのだろう。おそらくクロースのように契約延長をして来季への残留を明確にする選手は他にも発表されることになる。

クロースが残ることになったということはモドリッチ移籍の可能性は高まったと思う。バロンドーラーとはいえ今シーズンフィジカル、メンタル共に低迷し、33歳と年齢も高くなっているので売却する適切な時期だ。インテルは高額の移籍金を支払う用意があるそうなのも好都合。

CL3連覇の原動力となった素晴らしい選手とはいえ、変化を促すには最適だろう。

★★

新シーズンにむけてどの選手が去り、新しいスター選手がやってくるのか楽しみでならない。マルセロがベティス戦後のインタビューで言ったように、来季への戦いはすでに始まっている。

Hala Madrid!!

Hala Madrid