レアルマドリード情報

世界一偉大なクラブ、レアルマドリードについて書いています

移籍市場が終了…

変革なし

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今シーズンの市場も流言飛語が飛び交い、サッカーファンをおもしろくさせてくれた。ネイマールは結局パリに残ることになったものの、「明日バルサに移籍する」「マドリーがネイマールを横取り」「パリは3億€の移籍金を要求」…と日々真偽不明の情報が飛び交っていたのは楽しませてもらった。

マドリーは久しぶりの大物、アザールを獲得したものの変革は行われなかった。むしろアンチェロッティ時代に戻ったような顔ぶれになったのには驚いた。ベイルは中国への移籍が決まると思われていたが残り、ハメス・ロドリゲスもナポリかアトレティコに移籍することが濃厚と言われていたなかで残留したのは率直に予想しておらず驚いた。

中盤もポグバがだめならエリクセン、ファンデビーク辺りを獲得するのかと思いきや誰も来なかった。

GKは最終日にケイロル・ナバスがPSGに移籍し、1年ローンでアレオラ獲得が決定した。クルトアよりナバスのほうが能力が高いと思っているので残念だ。SNSを通じてみる実直な人柄も好みだったのでパリでの活躍を期待したい。CLで早速激突するのでそのときは眠っていてほしい。

ジダン解任からペレス辞任へ

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リーガを3試合消化して1勝2分の結果となっている。負けていないことだけが唯一ポジティブなだけでプレーは低調で昨シーズンからの変化はまるでない。勝っても負けても楽しい試合を観たいと思っているが退屈でしかない。サイドからクロスを上げるだけだし、ポゼッションも中途半端、個人での輝くプレーも少ない。ベルナベウでの初戦はバカンスシーズンとはいえ観客席は空席が非常に多かったのもうなずける。マドリディスタをワクワクさせるような選手・内容ではない。

今シーズンは過去数年と比べてタイトル獲得予想をするのは難しい。CLはない。リーガ、コパのいずれかなら可能性はある。出戻りしてきたハメス、戦力外だったベイルの復活、カセミロのシーズンを通しての活躍と代役バルベルデの台頭、アザール、ヨビッチといった新加入選手の台頭、4つの成功要因がうまくいけば大化けする可能性はある。できなければジダン解任の可能性は十分にあるだろう。

ジダンが辞めればモウリーニョが就任することになり、混沌とした状況になることは間違いない。モウリーニョはトップレベルで指揮をできるだけの力はもうないからだ。

今シーズンはペレスにとって非常に重要になると思う。ジダンの失敗はペレスの首に直結する。さすがに火中の栗を拾ってくれたジダンを早々に解任して会長の椅子が続くのは虫が良すぎる。またジダンの解任は2季連続の無冠を意味しているといっても過言ではないのでジダンの解任とペレスの辞任はセットだと考えていいだろう。

4年前なら現陣容でスペクタクルでタイトルが獲得できると期待できるが、時間が経過した現在ではどっちに転ぶかわからない。正直、試合見てもワクワクしないから厳しいかな…。ジダン監督にしかできない「マジック」に期待するだけ…。

代表期間空けにはCLでパリ、リーガではセビージャと戦うことになるので、そこで結果を残せれば内容も向上してチームは軌道に乗りそうだ。2連敗するようなことがあれば…一気にクライシスに陥ることになる。

アンチェロッティ、第一次ジダン時代のような最後の最後まで手に汗握る試合展開をみせてくれるようになることを一応期待しておこう。

Gareth Bale