レガネスに快勝、冬の移籍について
レガネスに快勝
5-0、内容・結果ともに完璧なパフォーマンスだった。
アザールもここにきてコンディションが良くなりチームにも溶け込んでいる印象を受けた。チェルシー時代の個人で突破してゴールするようなプレーはまだ披露できていないものの、試合を重ねれば重要な選手であることを証明してくれるだろう。
ベンゼマはさすがとしか言いようがない。ロナウドがいたときは黒子に徹し、アザールが来てからは自分が中心となり彼がプレーしやすくサポートしている。前線からの守備をタイトで非常に良い。シーズンが佳境を迎えるときには今の好調さを維持してもらいたい。間違いなく鍵となる選手だ。
ヨビッチはようやく得点を決めてホッとしているだろう。DFを背にしても競り負けないフィジカルの強さと足元の技術はベンゼマの後継者として申し分ない。出場時間が短いが、これから得点を決めていくことに疑いはない。1週間で3試合戦っていくスケジュールが続くのでヨビッチが活躍してくれないと困る。次のベティス戦でもまたゴールを決めてほしい。
ロドリゴはここにきて一気にレギュラーポジションを獲得してきている。サントスにいるころからビニシウスよりロドリゴのほうが活躍できると思っていたので驚きはない。戦術理解度は高く、スピードもあり、ドリブルで相手を抜ける力もある。決定機の場面でも落ち着いている。ゴールに近いとき・離れているときにどういうプレーをすればいいのか心得ているのが素晴らしい。ビニシウスのほうが技術的に優れているが実戦的なのはロドリゴだ。ビニシウスは曲芸士を止め今何をすべきかは理解することが肝要だ。いくら相手を2人華麗に突破したとしてもゴールに直結しなければ意味はない。現時点でロドリゴのほうが期待できる。
今日の試合を継続できるようベティス戦でも結果を残してもらいたい。ジズーはさすがだ。
冬の移籍
誰が放出されても誰も来ることはないだろう。来夏、キリアン・ムバッペを獲得しなければならないし、チームにいる選手より優れた選手はマーケットに出ていない。トッテナム・ホットスパーのエリクセンがモドリッチ、イスコ、クロース、バルベルデ、ハメスより良い選手とは思えない。
ベイルの去就がまた騒がれている。個人的に今夏に移籍しなかったのが本当に残念だったので早急に放出すべきだ。怪我が多くサラリーに見合った仕事をしておらず、リーダーとしての素質はまるでない。フィジカルを全面に打ち出したプレースタイル自体が好きじゃないし、パーソナリティも好みではない。
アセンシオが長期離脱したことでペレスが強制的に残留をさせたというのが本当かどうか別として、ベイルがいてもいなくてもマドリーは何も変わらない。ロドリゴ、ルーカス、ブラヒム、ビニシウス、ハメス、イスコ…と4-3-3の右FWをできる選手は山のようにいる。若手選手成長のためにも冬に放出するのが得策だ。
ペレスは冬のマーケットで選手を放出、獲得することを好んでないが、ベイルは別だ。冬のマーケットが始まる前、延期になったクラシコを待たずして放出を公式発表して陣容を固めたほうがいい。ベイルがいなくても今シーズンのマドリーは確実に成長し何かしらのタイトルを獲得できる。