レアルマドリード情報

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来シーズンの展望 -1-

 選手の放出について

ジダン復帰は非常に喜ばしいニュースだった。リーガでクラシコ、CLでアヤックスに惨敗して4月を待たずしてシーズンが終わってしまうという悲惨な結末を迎えてしまったので、来シーズンに向けて監督ジダンが戻ってきたことは100%ポジティブなことだ。

シーズンの残り消化試合に関してはジダンが戻ってきても選手の顔ぶれは変わらないので厳しい試合になることはわかっていた。バレンシア戦での無様な戦いは大幅な選手変更が必要なことを改めて明確にした。バロンドーラーのモドリッチ、クロース、マルセロ、ナバス、カセミロ、イスコ、ベイル、黄金期を築き上げた選手たちも例外ではない。

誰が放出されても不思議ではないので予想するのは難しいが、少なくとも12~13人は放出されることになるだろう。スカッドの半分は変えないと新たな時代を迎えることはできない。

個人的に来シーズンも確実に残るであろうと思う選手は5人しかいない。

Capitan Sergio Ramos 

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Sergio Reguilon

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Dani Carvajal

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Marco Asensio

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Vinicius Jr

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マドリディスタのなかでも賛否両論であろうが、この5人に関して異論はないはず。今シーズンは全員低調なプレーに終始したがラモスを筆頭にこの5人だけは最後まで諦めないプレーをみせていた。ベンゼマも良いプレーをみせていたので5人の中にいれたいが、点を取れる9番の補強が不可欠なので、状況次第で放出されることは否定できないので含めなかった。

10代~30代の男が23人集まって勝ち続けるのは難しい。世界各国のトッププレイヤーたちのむき出しのエゴを日々コントロールしないといけないわけだからフロント、監督の心労は凄まじいことは容易に想像できる。今シーズンは絶対的エースであるロナウドが去ったためチーム序列が混乱したままだった印象がある。彼を筆頭にチーム内でのルールが決まっていたそうなのでリーダー不在がモロに響いた。

既存のチームで勝てず新たなルールが構築できないのであれば選手を入れ替えるしかない。監督は最も適任である人物が就任したわけで、あとはトップレベルの選手たちをマドリードに連れてくるだけだ。仲良し集団なら既存のメンバーでも構わないが、勝ち続けてタイトルを獲得するためには泣いて馬謖を斬ってでも放出するほかあるまい。

ペレスとジダンが新シーズンに向けてどういうプランを描いているのか、今シーズン終わりを待たずに次々と明らかになることだろう。

Un escudo un corazón.