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ジダン帰還

1年も絶たずレジェンドが戻る

Il FIGLIO di Zidane, nella stessa partita, CUCCHIAIO e tre rigori parati

バジャドリード戦に勝利した後すぐにジダン就任が正式に発表された。2022年までの3年契約を締結したのこと。

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クラシコでの2連敗、CLでの惨敗という結果を考えればソラーリ解任は時間の問題だった。シーズンを3ヶ月も残してソラーリ続投という考えはペレスにはなかったのだろう。自身の責任を追求されマドリディスタから"Florentino Dimision!!"と攻撃されるのはクラブのイメージ、「政治的」にも耐えられるものではない。第一期ジダン政権のときと同様、ジダン就任はすべてを変える。ペレスへの攻撃は収まる。

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モウリーニョ就任ははじめから考慮されていなかったのだろう。カルデロン前会長は「モウリーニョ就任の可能性は90%」と言っていたが、彼はペレス政権から完全にパージされており蚊帳の外なので自身のブランディングであることは明白だった。

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モウリーニョはマドリー3年目以降、チェルシー、ユナイテッドと結果を残していない。なおかつ、常に選手と衝突して若い選手たちと円滑な意思疎通が図れていなかった。プレースタイルも古く、モダンフットボールへの移行ができていない。ユナイテッド解任後イギリスメディアは「モウリーニョがトップレベルで指揮することは二度とない」と辛辣なコラムを書いていたが、完全に同意できる。モウリーニョがマドリー就任の可能性をメディアで言っていたのは、希望するビッククラブからのオファーが存在せずキャリアを危惧していているからだろう。ユナイテッド時代のネガティブな結果を払拭するのは簡単ではない。

残り3ヶ月をどう過ごすか

今季は消化試合で終わる。その間何を目的にジダンは監督をするのだろうか。リーガでCL出場権獲得することはほぼ決定しており課題ではない。最重要課題となるのは既存の選手たちの見極めになる。

ロペテギ、ソラーリで調子を崩した、イスコ、マルセロ、ベイル、クロースといった主力選手たちをどう復活させるのか。彼らのコンディションが上がらない場合放出するのか。特にイスコ、マルセロはソラーリに冷遇されイスコに関しては完全な戦力外となっていたので処遇が注目させる。就任会見では彼らの状態は問題ではないと断言しているので起用していくものとみられる。ただ、ベイルに関してはこのまま放出されると予想する。ベイルとの関係云々ではなく今季失敗した最大の要因はベイルを中心としたプロジェクトだった。大幅に選手を変更して新たなプロジェクトに望まなくてはいけないなら中心選手を外すのは当然だ。今季終了を待たずベイル移籍の発表があっても不思議ではない。

あとは若手選手とカンテラの起用。レギロン、オドリオソラ、バルベルデ、セバージョス、ジョレンテ、ブラヒム、アセンシオ、ビニシウスといった若手選手たちをどう起用していくのか注目される。セバージョスに関しては起用される機会は減ることになるだろう。ジョレンテも昨シーズンほとんど起用されなかったのでセバージョスと同じ道をたどることになるかもしれない。

最後にジダンが来シーズン結果を残せずとも続投してもらいたい。マドリー史に残る選手でありマドリーのことを完璧に理解している。監督しても結果を残しまさにパーフェクトだ。もし結果を残せず解任した場合はペレスの首が飛ぶときだ。またしても危機的状況で就任してペレスの失策の尻ぬぐいをしてくれるのだから次はない。ペレスもジダンと心中するつもりで就任をお願いしているみたいだし。

こうなったら10年はマドリーで監督を続けてほしい。マドリーでは長期政権は難しいと言われているがジダンなら可能だ。ユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソン、アトレティコのシメオネのような存在になってほしい。ジダンにはそれだけの価値がある。

土曜日のセルタ戦が楽しみだ。

Bienvenida vuelta casa Zidane!!!