レアルマドリード情報

世界一偉大なクラブ、レアルマドリードについて書いています

ロナウドはユベントスへ

ロナウド移籍は決定的

cristiano_ronaldo_fifa_18

クリスティアーノ・ロナウド(33)はユベントスへ移籍することが決定的となった。

www.afpbb.com

移籍金は1億2000万€、年俸は3000万€、契約年数は2022年までの4年契約との報道がなされている。ドイツですでにメディカルチェックを受けたとの情報もある。

ロナウドの代理人メンデスは「もしロナウドがマドリーから去るならずっと感謝することになる。そして、新しいキャリアは素晴らしいチャレンジとなる」と発言していることからも、移籍することは99%決まりだろう。

www.marca.com

ロナウドは、16~17シーズンCL優勝後、ペレスが年俸の値上げを約束したが反故にされたこと、自身の後釜としてネイマール獲得をほのめかす発言をしたことへ不信感を募らせことが原因で移籍を決断したそうだ。

他にも脱税容疑の裁判に嫌気を指したこと、CL3連覇してジダンが去り新しいチャレンジを必要としたこと、子供の時からユベントスが好きだったこと、様々な理由が日々報道されているが、正式に移籍が決定した後に本人から語られることだろう。

ペレスが移籍を了承した訳

メッシと並んで一時代を築いたスーパースターの移籍金が1億€ほどしかないの驚きでしかない。昨年のネイマールの移籍金を越える価値はある。マドリーが高騰する市場でビッククラブなら誰もが払える額にしたのは、早急にロナウドの移籍を決定し、新しいプロジェクトを始めるためだ。

核となるのはもちろん彼、ネイマール。

10673611-066

ネイマール、ムバッペと公式発表で合意を否定したが、水面下ではネイマール獲得へ向け確実に動き出している。スペインメディアもロナウド移籍でロナウド一色だが、ネイマール移籍へペレスが動いていることは公然の秘密となっている。

ワールドカップの新しいスターも新プロジェクトに含まれる。キリアン・ムバッペが候補だろう。

10673611-013

アルゼンチン戦でのPKを獲得したときのドリブルの速さ、ゴールの精度、洗練され成熟したプレーは間違いなく新しいスターの到来を感じさせるものだった。

ネイマール、ムバッペの二人を同時に獲得するのはほぼ不可能だろうからネイマールが無理な場合はムバッペになるだろう。UEFAがパリのFFP違反の再調査を開始したため結果次第では両者獲得も有り得るのかもしれない。

ネイマール、ムバッペ獲得が無理なら、アザール、ディバラ獲得へ動くことになる。ただ、ネイマール、ムバッペ比較した場合、ランクは一つ落ちるイメージが強いので、あくまで最終手段だろう。

移籍市場ではなく現有戦力では、マルコ・アセンシオのブレイクにも期待がかかる。

Asensio

移籍1年目から活躍し、メンタルも非常に強い彼は、ロナウドの代わりになれる素質は十分にある。クラブも相当期待しており、新監督ロペテギもイスコと並んで重用しているのため、新シーズンはレギュラーとして活躍することだろう。

CL3連覇を達成し、ジダンが辞任し、ロナウド移籍が決定的となったことは「大きな変化」なので、新プロジェクトでの大幅な選手の入れ替えはないと予想している。

ソシエダからオドリオソラの移籍が正式に発表され、新プロジェクトは着々と進んでいる。

www.realmadrid.com

ロナウド移籍の是非

ディ・ステファノ、ジダンと並ぶレジェンドとなったロナウドを放出することのダメージは当然ある。毎シーズン40ゴール以上を決め続け、重要な試合ではゴールを決める選手はメッシ以外いない。マーケティング面でもグローバルに影響力のあるロナウドを放出するのは痛手になる。

それでもクラブは移籍を了承し、新プロジェクトを始めるのは長期的な戦略から判断したためだろう。

ロナウドは今年34歳になり、トップレベルでプレーできなくなるのも時間の問題だ。あと3年もマドリーの要求するレベルを維持するのは困難だろう。年齢による衰えは誰であれやってくる。

また、彼はピッチ内外で多大な影響力があり一つの言動がメディアで大きく報じられチーム・クラブへ影響を与える。バルセロナと違い、「選手よりクラブ」の方針が徹底しているため、CL決勝後前からクラブへの不満を定期的に発言していたロナウドに見切りをつけたことも考えられる。

「レアルマドリードの流儀」のなかで、ディ・マリアとマケレレは年俸の増額を要求したが、選手の給与上限と階級が厳格に守られているため、去ることになったと書かれていた。過大な要求は絶対に受け入れない。選手側が折れない場合はどれだけ素晴らしい活躍をしてもマーケットへ向かう。ロナウドの放出もクラブの規律と価値を優先した結果ではないだろうか。

THE REAL MADRID WAY レアル・マドリードの流儀

THE REAL MADRID WAY レアル・マドリードの流儀

  • 作者: スティーヴン・G・マンディス,酒井浩之,喜多直子
  • 出版社/メーカー: 東邦出版
  • 発売日: 2018/05/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 そうはいっても結局のところ、新シーズンが開幕し、タイトルを獲得できれば成功でできなければ失敗の烙印をおされるのがレアルマドリードというクラブだ。ロナウドの移籍の是非はシーズンが終わってから評価されることになる。

今夏の移籍市場はロナウド移籍とワールドカップが開催されていることから、活況を呈することは間違いない。ジダン政権下の3年間移籍市場で沈静化していたマドリーも精力的に動くことになるだろう。

Gracias y Adios!!! Cristiano Ronaldo!!! Buena suerte!!!